射手座木星、逆行終了し順行へ。ラストスパート開始。

木星って逆行中だったんですね。

案内人

そうなんです。4月11日から逆行してたんですよ。

木星の運行状況

昨年2018年11月8日から木星は射手座に滞在しています。

それから木星は順調に射手座を進み、4月11日、24度で逆行に転じていました。
逆行に転じて以降の4カ月間、ゆっくりと14度まで戻ってきました。7月末頃から14度の地点で「留」の状態になっています。
8月11日23:23頃、木星は順行に戻り、ほぼ8月いっぱいは14度で「留」の状態を続け、9月になる頃に再び前進を始めます
この後、約4カ月かけて14度からの射手座の後半を進んで行き、12月3日、いよいよ、山羊座に移動します。
2020年、木星山羊座期の始まりです。

射手座木星期、ラストスパート!

星占いでは、12年に一度、ラッキーイヤーがやって来るというのはかなり有名なことかと思います。
何故、12年に一度、なのかというと、ラッキースター木星の公転サイクルが12年だから、です。12年で一周するということは、星占いの12星座にピッタリ合っているので、一年に一度、ラッキーイヤーがやって来る、ということなのです。
今年の木星は射手座に滞在するので、射手座さんがラッキーイヤーに当たります。
そして、木星は射手座の支配星(ルーラー)でもあるので、木星が一番パワーを発揮する時でもあります。
4月11日に24度で逆行に転じて、8月11日に14度で順行に戻って、2度目の射手座の後半を進んで行くことになります。

射手座の14度は数え度数で15度、サビアンシンボルは
「自分の影を探すグランドホッグ」
自分が探求してきた精神的テーマはまだ時代より早すぎたり曖昧過ぎることを自覚して社会生活の面では弱気になっている度数です。
グランドホッグとは、北米に生息するリスの一種です。アメリカの一地方では毎年2月2日に春の訪れを占う「グランドホッグデー」という行事があるそうです。その頃に冬眠から目覚めて巣穴から出たグランドホッグが自分の影を見てびっくりして戻ってしまうと春の訪れは遅くなり、影を見ずに巣穴から出ると春はもうすぐ、ということだそうです。
自分の追求してきたことを表明するのに臆病になっている状態を巣穴に戻るために影を探してるという様子を面白く表しています。

24度は数え度数で25度、サビアンシンボルは
「玩具の馬に乗っている小太りの少年」
想像力や工夫する力を駆使して様々な発展性や多様性を作り出すことのできる度数です。
小太りな少年は文化的にも物質的にも満たされた状態を表し、家の中でとことんまで玩具の馬としてあらわされる知識や想像力を独りで高めていくことを表しています。

射手座の15度までは闘争心や精神性を高めたいという射手座的な欲求を純粋に追い求めていきます。15度で一旦頂点を極めた時、それが曖昧で抽象的過ぎてどうしたらいいかわからないことに気が付きます。その後、16度以降で双子座の影響を受けて、その高めたものを如何に社会生活に落とし込んで使っていくかを追求し始めます。

木星はどこまでも向上していきたいという射手座的な欲求を満たすために最大の力を発揮していきます。
ご自身の中の高めたいこと極めたいことグレードアップしていきたいことを明確にして、いかに自分の属する社会に落とし込んでいくかということを追求出来る時です。
射手座木星期は残り4カ月。この期間を有効に活用していきましょう。

山羊座木星期に向けての準備。

射手座木星期に出来る限り飛躍しておくことが、次の山羊座木星期を円滑に過ごしていくことに繋がっていきます。

木星は山羊座では残念ながら本来のパワーを発揮することが出来ません。
その上で、山羊座には土星と冥王星が滞在していて、そこを木星は通過していくことになります。
木星と土星は山羊座内で近づくことはあっても、ピッタリと重なることはありません。
木星と冥王星は逆行の影響で何度も重なることになります。
この3天体の力関係としては、冥王星が一番強くて次に土星、最後に木星です。

西洋占星術を学び始めてまだ数年の案内人としては、正直、どういう事象として現れるのか想像がつきません。
今のうちに心の準備をしておくといいでしょう、ね。


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この記事を書いた人
案内人:志帆

星模様探求人。天空の象意を探求していくこととは何かを追い求めずにはいられない太陽星座・射手座のアラフィフ。